光伝送装置に欠かせないROSAとは？

光伝送装置は光トランシーバー、最近の携帯電話端末は第5世代移動通信システムの5Ｇで、通信網の拡大が行われたことで通信の高速化および低遅延が実現されているといいます。このよう技術的な進歩は、データトラフィックが増加して規模が大きなデータセンターの需要が高まるなどの連鎖反応もあります。データトラフィックとは、ネットおよびLANなどコンピューターの通信回線内で一定時間内にネットワークで転送が行われるデータ量を指す言葉です。データ量が従来よりも多くなっているので、高速化が求められることや低遅延などの条件が利用者から求めらえるわけです。

光伝送装置は、ROSAやTOSAなどのモジュールの登場により生産コストを削減してのモノづくりが可能になりました。ROSAは光受信モジュールでTOSAは光送信モジュール、2つを組み合わせることで送受信を可能にする装置を簡単に作ることができるようになるわけです。ROSAやTOSAへの需要が高まった背景の中にはデータセンター間の光通信網の増大が挙げられるかと思われますが、光伝送装置の需要が高くなると同時に光トランシーバーの高速化も求められる、需要に対して対応ができるのがROSAやTOSAです。なお、ROSAは光信号を受けるためのモジュールで、光信号は電気信号の形で変換が行われて高周波の形でインターフェース内で取り扱われる、TOSAでは電気信号を光出力のための変換装置であり両者を実装するだけで光通信を可能にする、しかも高速な通信を実現するなどの特徴があります。